片眼性の弱視 VRゲームで遊びながら治療する時代へ
小児向けVR弱視治療用アプリ
公開日時 2022/11/01 00:00
視力発達は8歳頃まで臨床課題の「治療継続」にチャレンジ子どもがVRゲームで遊びながら、片眼性の弱視(片眼の視力は良好)の治療を行う「小児向けVR弱視治療用アプリ」の開発が進んでいる。小児弱視で、眼鏡装用の治療で視力が向上しない場合は、できるだけ早期から「遮閉法」と呼ばれる視力の良い方の眼をアイパッチで塞いで弱視眼だけで毎日数時間、生活する治療を行うことで、視力の回復が期待できる。しかし、見えづらい眼だけで生活する子どものストレスは大きく、治療継続が課題になっている。このようなアンメットニーズに対し、同アプリをダウンロードしたVRゲームで毎日遊んでもらうことで、弱視の眼を使わせる治療をするというわけだ。弱視が生涯継続するリスクを治療用アプリで最小化する挑戦を紹介する。(神尾裕)「子どもの治療に...