仏サノフィ・アベンティスと第一製薬は７月５日、抗血小板剤プラビックスの
全ての営業権を第一および両社の合弁会社（サノフィ・サンテラボ第一製薬）
から、サノフィ・アベンティスグループジャパンへ移転することに合意したと
発表した。当初は第一が販売する予定だったが、この合意によりサノフィ・ア
ベンティスグループジャパンが販売し、第一はコ・プロモーションする形に変
更になった。

三共との経営統合に伴い、第一とサノフィ・アベンティスがプラビックスの営
業権に関する契約を見直したもの。第一は、５月13日の経営統合説明会で示し
た第一三共の国内医療用医薬品事業目標である07年度4610億円、09年度5040億
円に変更はないとしている。

プラビックスの国内開発はサノフィ・サンテラボ第一が担当、第一がサポート
し、脳梗塞が申請中（04年２月24日申請）、急性冠症候群がフェーズ３の段階。
それぞれ05年度、07年度の上市を予定。プラビックスは04年の全世界売上高が
サノフィ・アベンティス製品中、抗血栓薬ロベノックスに次いで２位のブロッ
クバスター。