感染研・情報センター 島根で新たにインフルエンザ流行警報
公開日時 2005/05/10 23:00
国立感染症研究所・感染症情報センターが5月10日にまとめたインフルエンザ
流行レベルマップ第17週(4月25日~5月1日)によると、全国の保健所584
ヵ所のうち、インフルエンザの定点当たり患者報告数が「30.0」に達するなど
で流行警報を発令したのは19ヵ所(前週25ヵ所)で、週を追うごとに減少して
いる。都道府県別にみると、管内で警報を発令している保健所があるのは、北
海道、岩手、秋田、福井、愛知、三重、島根、広島、沖縄の9道県(同10道県)
のみ。
しかし、前週、警報がなかった島根県内で1保健所が警報を発令するなど、地
域によってはまだ終息に向かっていると判断できないところがある。
これとは別に厚生労働省がまとめているインフルエンザ様疾患発生報告・第23
週(4月17~23日)によると、学校、幼稚園などで休校、学級閉鎖をしたのは
都道府県別に、北海道(22ヵ所)、兵庫(5ヵ所)に続き島根(3ヵ所)で多
く、レベルマップと似た傾向。同報告では、この週全国で45ヵ所が休校、学級
閉鎖しているが、前年同期は3ヵ所のみで、流行がシーズン後半に集中したこ
とが改めてうかがえる。