MR意識調査 「一度は売りたい製品」のトップは抗がん剤
公開日時 2012/03/02 04:01
Monthlyミクス3月号「MR意識調査2012年版」で、「一度は売ってみたい他社製品」をMRに聞いたところ、抗がん剤を挙げた人が最も多く全体の2割強を占めた。2位はDPP-4阻害剤ジャヌビア、3位は末梢性神経障害性疼痛治療薬リリカと抗リウマチ薬レミケードとなり、革新性の高い薬剤が目立った。
抗がん剤に対する高い人気の理由を探ると、「患者への貢献」「患者の予後に大きく関与する点で非常に責任は重いが、その分、医師もMRと真剣にディスカッションしてくれると思う」など、医療への貢献や医師から頼りになる存在になりたいという意見が目立った。
市場競争が激しい高血圧や高脂血症の製品を挙げたMRもいたが、その理由を見ると、「販売戦略を学びたい」「MRとしての力を試したい」などがほとんどだった。
また、「売ってみたい他社製品」が現在担当している製品の競合品なのか、そうではないのかも聞いたところ、競合品の割合は全体の3割だった。競合品を売ってみたいとの回答が最も多かったのはジャヌビアで、「糖尿病治療への貢献度が高いと感じるため」などの理由が見られた。
なお、アンケート調査では、MRの悩みや不安も聞いており、それらと照らし合わせることで、MRの本音が見えてきた。