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ノバルティス 13年は約10%成長見込む ディオバン、エクア、ルセンティスがドライバー

公開日時 2013/02/13 04:02

ノバルティスファーマの三谷宏幸社長は2月12日、都内で記者会見し、今後の事業展開について話した。13年は、ARBディオバンやその配合剤(ディオバンファミリー)、加齢黄斑変性治療薬ルセンティス、インスリン含む全ての糖尿病薬との併用が可能になるDPP-4阻害薬エクアの売上の伸長を軸に約10%の成長を見込んでいることを明らかにした。14年にはディオバンのジェネリック(GE)の登場が予想されるが、ディオバンの配合剤や剤形追加、エクアの売上増のほか、NEP阻害薬という新しい作用の高血圧薬として開発中(フェーズ3)の「LCZ696」などで当面は循環器領域の売上の維持を図りたいという。

同社は1月、約1600人のMRを擁するプライマリケア(PC)領域の営業体制をエリア制を基本にした形にした。これまで1製品に複数のMRが医療機関に訪問することがあったが、新体制では担当をHPとGPに分け、1人のMRが6~8製品に担当製品を持たせ、医師側に分かりやすく、間口の広い対応ができるようにすることで、医師へのアプローチを強化し、売上拡大につなげたい考えだ。

12年業績は、ARBのディオバンファミリーほか、抗がん剤、ルセンティスなどがけん引したのに加え、エクアやCOPD治療薬などの成長も加わり2.5%増の3234億円だった。

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