ミクス医師調査 優れているMR 武田、第一三共、アステラスがトップ3 MSD、塩野義で支持広がる
公開日時 2013/02/05 04:02
ミクス編集部は、医師が求めるMRについて調査した。エムスリーの協力を得て600人の医師に「優れていると評価できるMR」が所属している製薬会社3社まで挙げてもらったところ、上位3社は、武田薬品、第一三共、アステラス製薬。ただ、支持数を20ポイント以上減らした。一方で、上位10社で10ポイント以上支持を上げたのがMSD(4位)、塩野義製薬(10社)だった。(表のカッコは前年調査)
調査対象医師は、一般内科、循環器、呼吸器、消化器、神経内科、整形外科の100人ずつ。トップの武田薬品の支持数を診療科別にみると、主力品を持つ循環器で9ポイント、一般内科と整形外科で各8ポイント、消化器で6ポイント、それぞれ支持数を落とした。しかし、神経内科では5ポイント上げた。第一三共も強みの循環器で4ポイント落とすなどした。
背景を類推すると、武田薬品や第一三共といった営業力のある大手内資が、注力市場でプロモーションの手を緩めるとは考えづらい。むしろMSDは糖尿病薬 ジャヌビア、リリーは骨粗鬆症薬フォルテオといったファーストインクラスの新薬が医師の関心を集め、そしてMSDなどの支持が広がった結果と考えられるのではないだろうか。
アステラスは得意の泌尿器領域で新薬を投入して営業リソースをかけているが、調査対象の6診療科に泌尿器がないことが今回の結果に影響したかもしれない。支持を広げた塩野義は循環器や一般内科で支持が高かった。
詳細は、MONTHLYミクス2月号、ミクスOnlineに掲載しました。こちら