持田製薬 エンブレルとヒュミラのバイオシミラーであゆみ製薬と提携
公開日時 2017/06/13 03:51
持田製薬とあゆみ製薬は6月12日、持田が開発中のエンブレル(一般名:エタネルセプト)のバイオシミラーと、ヒュミラ(アダリムマブ)のバイオシミラーの国内販売で提携すると発表した。両剤とも先発品は関節リウマチなどに用いる。今回の提携内容の詳細は開示していないが、関節リウマチ領域における販促活動は、あゆみが主体となって行う予定としている。
持田は抗リウマチ薬を手掛けたことがない。このため持田は、関節リウマチ・整形外科領域のスペシャリティファーマのあゆみと提携した方が、これらバイオシミラーの最大化につながると判断した。
これらのバイオシミラーは、持田が韓国LGライフサイエンス社から導入したもの。LG社との提携の下で持田が国内開発しており、エンブレルのバイオシミラーは現在申請中となっている。持田広報部によると、申請は16年10~12月に行い、17年度中の承認取得を期待しているという。ヒュミラのバイオシミラーは現在フェーズ3段階にあり、17~18年度に申請を計画している。
両社は、「関節リウマチ等の治療選択肢を広げ、患者さんおよび医療関係者のニーズに応えていきたい」としている。