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子の食物アレルギー対策 「特になにもせず」4割 母親のリスク認識低く 

公開日時 2012/11/07 04:00

ファイザーは、「食物アレルギー」やそれよる重篤なアレルギー反応である「アナフィラキシー」について、全国の小学生の母親を対象に意識調査を行った。それによると食物アレルギーの子を持つ824人の母親に「食物アレルギーの対応として行っていること」を尋ねたところ、「特になにもしていない」との回答が44.4%だった。アナフィラキシーの症状を十分に知らないことが背景にあるとみられる。

アナフィラキシーは食物アレルギーを持つ子どもであれば、誰でも起きるおそれがある重篤なアレルギー反応で、皮膚の腫れといった症状だけでなく、血圧低下などによる顔面蒼白、息苦しさなどショック症状を伴うこともある。毎年数十人が死亡している。

しかし、アレルギー症状と疑われる複数の症状が現れたケースについて、食物アレルギーを持つ子の母親であっても46.8%が「アナフィラキシーまたはアナフィラキシーショックではない」とし、21.3%が「分からない」と回答した。
さらにアナフィラキシーショックを起きた時に、症状を緩和する自己注射薬を「知っている」のは28.6%で、「知らない」が71.4%に上った。
なお、ファイザーは、アナフィラキシー補助治療剤エピペン注射液」(一般名:アドレナリン)の、製造販売承認をマイラン製薬から11月1日に承継し、販売も始めた。同剤は保険適用されている。                     
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