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東日本大震災 MRの行動に医師から感謝の言葉も

公開日時 2011/04/06 04:02

「震災の中での差し入れ大変助かります」、「震災後連日来訪し、インスリン在庫状況の確認に来てくれた。感謝します」―― これらは東日本大震災発生後のMRの行動に対する医師からの感謝の言葉だ。前者は岩手の医師が、後者は茨城の医師が、市場調査会社アンテリオのネットを活用したディテール内容調査「Rep Track」のその他コメント欄に記したもので、いずれも震災発生4日目となる3月15日に訪問があったと書き込んだ。これらのほかにも甚大な被害を受けた宮城の医師や、山形、群馬、埼玉、東京などの医師もMRの訪問に対する感謝のコメントを寄せていた。

東北や関東を担当するMRの多くは、震災発生後2~3週間程度、自宅待機を命じられたが、一方で、安全確保を前提にお見舞いをかねてMR活動を認めた企業もあったという。Rep Trackに寄せられたコメントから、震災後のMRの行動の一端を垣間見ることができそうだ。

大震災は3月11日の金曜日に発生した。Rep Trackへの書き込みによると、その翌週の月曜日(14日)には茨城、東京、北海道で被害状況の確認や安否確認のためのMR訪問があった。また、神奈川の医師も、「災害対策情報網の情報を伝えに来院、ありがたかった」とのコメントを寄せた。火曜日(15日)になると、岩手、山形、茨城、埼玉で差し入れや薬剤の在庫確認、被害状況確認などの訪問があったようだ。

◎「水とマスクの差し入れ。何よりもこの気持ちがうれしかった」

そして3月22日以降にMRの訪問が増える。岩手の医師は「震災の安否確認、わざわざ訪問ありがたかった」(訪問日=以下同、24日)、「ガソリン不足の折、徒歩での訪問、お疲れさまです」(同25日)などのコメントを寄せた。宮城の医師からは「応援メッセージを届けにきてくれた。とってもありがとう」(同22日)、「水とマスクの差し入れがあった。何よりもこの気持ちがうれしかった。復興に向けて今日も避難民をケアする」(同25日)――とのコメントが見られた。また、福島原発に近く、避難民200人以上収容している宮城県南部の病院の医師は、「震災のお見舞いを兼ねて医薬品不足を解消する術の相談。何らかの援助ができないかという提案だった。ありがたい」(同24日)とのコメントを寄せた。

茨城の医師は、近隣医院休診で多忙のためMRと直接会えなかったものの、「震災見舞いとして2Lのペットボトル飲料水6本と菓子の差し入れをもらったが、薬のパンフレットなどはついておらず宣伝臭が全くなくすがすがしかった。ありがたかった。感謝」(同18日)と書き込んだ。他の茨城の医師からは「今回の被害等につき心配してくれ、お手伝いできることがあればしますと申し出てくれた。当方は被害少なく通常診療を継続できているが、それでも訪問はうれしかった」(同24日)とのコメントが寄せられた。

また、北海道や大阪の医師の書き込みには、身内が被災したことを案じるMRの温かい言葉に心を打たれたとのコメントが見られた。


医師からMRへの感謝の言葉一覧はこちらから⇒

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