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禁煙補助薬チャンピックス 来年1月まで新患に使用できず 需要過多で

公開日時 2010/10/13 09:02

ファイザーは10月12日、禁煙治療の開始時に用いる禁煙補助薬チャンピックス(一般名:バレニクリン酒石酸塩)の「スタート用パック」の出荷を停止すると発表した。事実上、新規患者にチャンピックスが使えなくなる。理由は、10月のたばこ税増税で新規患者が急増し、すでにチャンピックスで治療を始めた患者への薬剤供給に支障をきたしかねないと判断したためだ。同社によると、2011年1月から新規患者に処方できるよう供給体制を整えるとしている。

チャンピックスは8月まで毎月約7万人(新規・継続患者の合計)に使用されていた。これが9月は約17万人に増加。更に10月は6日現在で約8万人に上り、たった4営業日で8月までの月実績を超え、9月の半月分の実績に迫る状況になった。同社広報部は、「予想をはるかに上回る状況。このまま増加し続ければ、供給不足によって治療継続に支障が出かねない」と話している。

先週中頃からチャンピックスの流通に問題が出ているとの指摘があった。同社は地域偏在の可能性もあるとして注視していたが、今週になって、チャンピックスで治療を始めた患者の治療継続を最優先することを理由に、新規患者への処方延期を求める方針を決めた。具体的には治療開始時に用いる「スタート用パック」の出荷停止のほか、新規患者の誘導につながる、俳優の舘ひろしさんを起用した「医師と禁煙しよう」とのテレビCMなどDTCも自粛する。

チャンピックスは通常、治療開始1~3日目は0.5mgを1日1回、4~7日目は0.5mgを1日2回、8日目以降は1mgを1日2回服用する。スタート用パックは治療開始1日目~14日目までを1つのPTPシートにまとめたもの。
 

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