米ファイザー 希少疾病医薬品研究部門を新設
公開日時 2010/06/18 04:00
米ファイザーは14日、患者数20万人未満の希少疾患を対象に新薬開発に取り組む「希少疾病医薬品研究部門」を新設すると発表した。
同部門の責任者にはParaxel社のシニア・メディカル・ディレクターやPeptimmune社のバイスプレジデントの経験を持ち、現在はDapis Capitalの最高経営責任者(CEO)の地位にあるEdward Mascioli氏が就任する予定。
FDAをはじめとする安全性評価の厳格化などにより生活習慣病など大型市場での新薬上市が困難さを増しているなか、ビッグファーマと呼ばれる製薬大手はいずれも希少疾病医薬品分野への注力を強めている。既にグラクソ・スミスクラインでは今年に入って、やはり希少疾病医薬品事業部門を新設したばかりであり、今後他の大手製薬各社もこの動きに追随する可能性が指摘されている。