米議会 マクニールの「幽霊回収」問題で調査の意向
公開日時 2010/06/08 04:00
米連邦議会監視・政府改革委員会(COGR)のEdolphus Towns委員長は、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)子会社マクニール・コンシューマー・ヘルスケアによる同社解熱鎮痛剤Motrin(イブプロフェン)の「幽霊回収」問題について、J&Jに対して、J&Jが雇用、薬局で同製品を大量に購入させたコンサルタント業者従業員など詳細についての記録を提出するよう求め、調査を開始する意向を明らかにした。
米メディアによると、J&JはTowns委員長の要請に応えるとし、同社内でも独自の調査を行うことを明らかにしたという。
同問題は、マクニールが同剤の品質上の問題点を発見、業者に同製品を大量に購入させ、実質上回収でありながら回収でないよう装ったとの疑いが5月27日のCOGRのヒアリングで明らかになった。