ヤンセン ベルケイドの武田とのコ・プロで担当組織 円滑実施が狙い
公開日時 2010/06/02 04:00
ヤンセンファーマは6月1日、武田薬品との多発性骨髄腫治療薬ベルケイドのコ・プロモーションを円滑に実施するための担当組織「製品研修・アライアンス統括部」を新設したと発表した。研修資材を武田側に提供、共有するなど、MR活動の足並みを揃えるのが狙い。同部長には松本光広氏が就いた(前職:腫瘍・ウイルス・免疫事業本部西日本支店長)。
また同日、免疫領域の新製品の上市に向けて「免疫営業部」を新設した。同社は、10年1月に乾癬治療薬としてCNTO1275(一般名:ウステキヌマブ、海外製品名:STELARAR)を承認申請。また、関節リウマチ治療薬として田辺三菱製薬と共同開発してきたCNTO148(一般名:ゴリムマブ、海外製品名:SIMPONIR)は申請準備中という。同部へのMRの配置数は未定。同部長には宮野利彦氏が就いた。
統合失調症治療薬リスパダールコンスタのほか、08年6月に承認申請したパリペリドンも承認が近いことを見越して、両剤それぞれのマーケティング部を統合して「コンスタ・パリペリドンマーケティング部」とした。同部長には藤澤俊郎氏が就いた(CNS事業本部コンスタマーケティング部長)。
なお、この日は腫瘍・ウイルス・免疫事業本部の東日本支店長の柴田浩二氏が、西日本支店長も兼務する人事も発令された。