米議会がJ&J幹部をきょうヒアリング 小児用タイレノール回収問題で
公開日時 2010/05/27 04:00
米連邦議会監視・政府改革委員会(COGR)は5月27日(現地時間)、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の一般用医薬品子会社マクニール・コンシューマー・ヘルスケアの小児用解熱鎮痛剤タイレノールなど4製品の米市場での回収問題についてJ&J幹部およびFDA(食品医薬品局)から参考人聴取を行う。
同問題は、マクニールが発売している小児用タイレノールなど4製品の液剤が製造上の問題から回収を行い、その理由をめぐりFDAと見解の相違が生じたため、COGRのEdolphus Towns委員長(民主党、ニューヨーク州選出)とDarrel Issa(共和党、カリフォルニア州選出)がヒアリングの開催を決定した。COGRは、J&JのWilliam Weldon会長兼CEOに出席を要請したが、米メディアによると、同氏が病気回復中のため、同社コンシューマー・グループのColleen Gogginsワールドワイド会長が出席する模様。FDAからは、マーガレット・ハンバーグ長官が出席する予定。
同4製品は小児用の代表的OTC製品だけに米国民の関心は高く、ヒアリングの内容が注目される。