IFPMA 偽造医薬品根絶に10原則を策定
公開日時 2010/05/19 04:00
国際製薬団体連合会(IFPMA)は5月12日、偽造医薬品根絶の取り組みへの決意を示すこと、関係者の関心の向上を図ることなどを目的として、偽造医薬品根絶への基本的考え方の10原則を策定したと発表した。
10原則は、①医薬品の偽造は患者に対する重大犯罪、②偽造医薬品は真正医薬品全体に対する脅威、③規制当局には偽造医薬品と戦うために権限と十分なリソースを与える、④偽造医薬品の国際取引を停止させることが重要、⑤医薬品サプライチェーン全関係者は偽造医薬品による健康被害に十分留意すべき、⑥IMPACT(国際偽造医薬品対策特別チーム)のような国際協力が不可欠、⑦WHOのリーダーシップが重要―などから構成される。
◎「この問題に真剣に取り組む」 内藤IFPMA会長
IFPMAの内藤晴夫会長(エーザイ社長)は、「偽装医薬品は犯罪であり、犯人らは偽造品を使用させようと手の込んだ手段を用いている。我々は患者を守るためにこの問題に対し真正面から真剣に取り組んでいく」と同問題解決への決意を示した。