約7割が適応外使用の積極活用を求める 医師・医学生サイト調査
公開日時 2010/02/03 04:00
医師・医学生限定サイト「MedPeer」(旧NextDoctors)を運用するメディカル・オブリージュは、同サイト会員を対象に薬剤の適応外使用に対する意識を調査した。1505件の回答が寄せられ、68%が適応外使用に「賛成」とし、効果が明確であれば積極的な活用をすべきで、使いやすくしてほしいとの声がみられた。
一方、「反対」は10%で、万一の副作用問題に対する心配、医療保険制度の崩壊につながりかねない、使用を認めるのはエビデンスの集積が前提などといった意見がみられた。「その他」は19%あり、その中では「ある程度のエビデンスのあるケースでは保険(で認められる)病名をつけて処方しているが、野放しにするのはよくないと思う。本当に効果があるのなら迅速に保険適応にするべき」との意見が寄せられた。同社の発表によると、「賛成、反対を問わず、厚生労働省による新薬承認の遅さについての指摘が多く認められた」という。