エーザイ・内藤社長 IFPMA会長に就任 日本人で初めて
公開日時 2009/11/06 04:02
国際製薬団体連合会(IFPMA)は11月4日(ジュネーブ現地時間)、新会長にエーザイの内藤晴夫社長兼CEO(写真)を正式決定したと発表した。IFPMA会長を日本人が務めるのは初めて。前会長の米シェリング・プラウのフレッド・ハッサン会長兼CEOが米メルクとの合併成立を機に退任したことに伴う人事。内藤氏は同日付で就任、10年秋の次回IFPMA総会まで会長を務める。
内藤新会長は、ハッサン前会長が開始・奨励した発展途上国との交流を深める活動を「さらに充実させていく」と表明したほか、世界の保健医療の向上に向けて役割を果たしていくと抱負を述べた。
IFPMAはWHOやWTOなどの機関に対する製薬業界の国際的な窓口。イノベーションに対するインセンティブ供与の考え方や、既存薬へのアクセス向上、発展途上国に特有な疾病の治療薬の研究開発を推進する政策などを支持し、これらの活動の活性化を図る。最近では新型インフルエンザパンデミックの脅威に対応した。