有限会社オフィス・ミヤジン医薬コンサルティング部門宮本研今月のポイント▼オンライン面談やリアル訪問で、大半のＭＲがスーツ姿を変えないメリットは、コロナ禍で曖昧となりつつある。▼手持ち時間が限られた顧客コンタクトでは、他人と似通った服装を続けることで、ＭＲ個人が記憶されにくくなる。▼知識と経験を最大限に伝えるのであれば、スーツ着用は不要で、常にメッセージ性の高い服装を選ぶべきだ。ＭＲが戻ってきた院内で金曜日の夕方になると、院内の廊下には各社のＭＲが続々と登場する。昔からの伝統である社名入り紙袋を片手に、アポイント時間まで礼儀正しく待機する様子は、私が製薬業界と初めて出会った四半世紀前から変わっていない。革靴、スーツ、紙袋、そして2020年からは常時のマスク。おそらく、義務化されたＭＲバッジも付...