第一三共 新型コロナワクチン「DS-5670」で国内第1/2相臨床試験 初回投与を開始
公開日時 2021/03/23 04:50
第一三共は3月22日、新型コロナウイルス感染症に対するmRNAワクチン(DS-5670)について、国内第1/2相臨床試験で初回投与を開始したと発表した。
試験は、国内の健康成人及び健康高齢者152人が対象で、安全性と免疫原性を評価し、推奨用量を検討する。安全性の評価項目は、有害事象や副反応。免疫原性の評価項目は、中和抗体価やIgG価などを据える。
DS―5670は、新規核酸送達技術を用いた新型コロナに対するmRNAワクチン。国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が実施する「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発(2次公募)」(企業主導型)の支援を受け、東京大医科学研究所と連携して研究開発を推進している。非臨床試験において安全性と有効性を示唆する結果が得られている。