武田薬品 ペプチド-薬物複合体の開発でペプチドリームと提携 神経筋疾患で
公開日時 2020/12/23 04:50
武田薬品は12月22日、ペプチドリームと神経筋疾患領域における複数のペプチド-薬物複合体(PDC)創製に関する包括的な共同研究および独占的ライセンス契約を締結したと発表した。神経筋疾患の効果的治療の実現を阻んでいた組織内分布における課題を克服することを目的としている。
今回の契約では、ペプチドリームとJCRファーマが開発したトランスフェリン受容体結合ペプチド(キャリアペプチド)と武田薬品が選択した医薬品候補化合物によるPDC医薬品を創製。神経筋疾患の治療薬において組織内分布プロファイルを向上させることを目標に据える。
本契約の締結に伴い、ペプチドリームは、武田薬品から契約一時金を受領するほか、今後非臨床および臨床試験の進捗に応じてマイルストーンフィーが支払われる可能性があるとしている。金額等の経済条件は、非開示。