中外・トップ人事 新社長に奥田修氏 小坂現社長は会長職へ
公開日時 2019/12/18 04:51
中外製薬は12月17日、プロジェクト・ライフサイクルマネジメント共同ユニット長の奥田修氏が新社長に就任するトップ人事を発表した。奥田氏は代表取締役社長最高執行責任者(COO)となる。現社長の小坂達朗氏は代表取締役会長最高経営責任者(CEO)に就く。永山治会長は退任し、名誉会長となる。いずれも2020年3月下旬に就任する予定。
社長交代の理由について同社は、「CEO が全社経営戦略および重要案件の意思決定を担い、COO が業務執行上の意思決定を行う体制とし、意思決定の迅速化ならびに経営力のより一層の強化を図るため」と説明している。
奥田氏は、1963年4月生まれの56歳。1987年に同社に入社後、執行役員営業本部オンコロジーユニット長や執行役員経営企画部長、上席執行役員経営企画部長などを歴任。2018年4月から、上席執行役員プロジェクト・ライフサイクルマネジメント共同ユニット長を務めている。
奥田氏は、「中外製薬を世界のヘルスケア産業をリードするトップイノベーターにしたい。価値あるソリューションを創り出し、患者さんに届けることで、社会課題の解決と、中外の企業価値の向上を追求する。その過程で、社員一人ひとりが成長し、さらに画期的なソリューションを創造し届けるという持続的成長を生み出す好循環を築いていく」とコメントしている。