インタラクティブソリューションズ 営業支援ツールにAI 対話に合った資料を自動表示
公開日時 2017/06/29 03:50
インタラクティブソリューションズ(代表取締役・関根潔氏)はこのほど、営業活動支援ツール「Interactive-Pro」に、音声認識とAIによるコンテンツ管理を搭載し、対話の流れに合わせて適切な資料をタブレット上に表示する新機能を開発したと発表した。最新の提案資料を、訪問の場で提示できるようにすることで営業活動の効率化を支援したい考え。今後募集する10社に限定した有償モニターを6か月実施したのち、本格販売を予定する。
6月28日から30日まで東京ビッグサイトで開催される「第3回コンテンツマーケティングEXPO」に参考出展される。これは、同支援ツールの機能拡張版として開発したもので、「コンテンツリコメンド機能」と呼ぶもの。企業内に散在するマーケティング・営業用資料をデータベースに一括登録し、それをAIを用いて自動的に分類・インデックス化。訪問時には、対話中に発する音声を認識し、キーワード解析の上で、Interactive-Pro内に存在するデータから適切に選択したコンテンツの該当ページをタブレット上に自動表示する。
フェリング・ファーマが試験運用
この新機能を搭載した「Interactive-Pro」についてフェリング・ファーマは6月28日、試験運用を開始したと発表した。製薬会社としては初めての採用だとし、MR活動の生産性向上と顧客に対する新たな価値創造に向けたディテールを目指すとしている。
試験運用では▽顧客の会話・問いかけに対する迅速かつ適切なスライドを提案▽音声認識の結果として蓄積されるディテール時のテキスト分析により、MRの話法構成を共有▽音声認識の結果として、キーワードトレンドの検証に加えて、予め用意した施策に対しての話法構成、スライド使用の流れを検証--を成果項目として掲げている。同社は「泌尿器」「不妊治療・産婦人科」「消化器」の3領域を重点に事業を行っている。