【15年9月号】患者情報の共有化で医療環境は激変する
公開日時 2015/08/31 00:00
【Promotionタイトル】ポリファーマシーを防げ!編集長沼田佳之本特集では薬剤師を通じた医薬品適正使用の課題と今後の方向性を探った。特集面でも原稿にしたが、薬剤師が医薬品適正使用を推進する上で不足していると感じる情報のトップに「患者情報」があがった。地域包括ケアシステムが導入されると、病院・診療所と保険薬局のより緊密な連携が必要となる。残薬問題や重複投与への対応が求められるなかで、いかに患者個々の疾患情報や検査値データなど入手し、医薬品の適正使用に役立てるかが薬剤師の職能を発揮する上で重要課題となる。本特集の最後に、こうした患者情報の共有化をめぐる最新動向について触れてみたい。政府の目指す地域包括ケアの最終系は、地域・圏域ごとに患者の情報を医療者・介護者が共有化し、シームレスな診療体制を...