GPhA新理事長にChester “Chip” Davis Jr氏
公開日時 2015/08/21 03:50
米国ジェネリック医薬品協会(GPhA)は8月18日、次期理事長兼CEOにChester “Chip” Davis Jr氏を任命した。Ralph Neas氏の後任となる。
Davis氏は、デラウェア大学会計学士およびバルティモア大学法学博士号を取得。最近では、医薬品業界団体の政府関係業務を担当した経験も持つ。 現在、米国商工会議所の関係団体である世界知的財産センター(Global Intellectual Property Center)役員、自閉症児支援団体のDC Metro Area Chapter of Autism Speaks役員、政治雑誌「National Journal」諮問委員会委員などを務めている。
GPhAのCraig Wheeler会長(Momenta Pharmaceuticals CEO)は、「私は、ChipがGPhAのチームに参画することにわくわくしている。彼の指導力と政策的経験ならびに米政府や業界全体との親密な関係は我々の次期CEOとしての役割を果たすために素晴らしい基盤を与えてくれるものだ」と述べた。
その上で、「最も重要なのは、我々が無数の患者やヘルスケアシステムに数十億ドルの節減を行っている後発医薬品(GE)業界のベネフィットを追求しているときに、彼が業界の重要性や使命について示してくれたビジョンや情熱は、我々に彼が次期指導者にふさわしいと確信させた」と期待感をみせた。
Davis氏は、 GPhAに参画することは非常な名誉だと述べたうえで、「私は、高品質のより手ごろな価格の医薬品アクセスを向上させようとしているGPhAの委員会、会員企業や行政のパートナー、議員諸氏に協力を惜しまない」と意欲を示した。
GPhAの傘下団体であるバイオシミラー協議会(BC)は7月21日、同協議会発足後初の役員人事を決定した。
会長には、Pfenex 社のBertrand C Liang CEO、副会長には、サンド社のJohn Pakulski米国バイオファーマシューティカル部門長兼専務、財務担当には、マイラン社のBruce Lott州政府関係・グローバルバイオロジックス政策担当副社長が選任された。
Liang会長は、「前途有望なバイオシミラーに対する好環境を確保するために、患者、医療専門家、規制当局および政治家らと協力していくBSCを率いていくことに胸の高まる思いだ」とコメントした。