協和キリン 糖尿病合併の慢性腎臓病を対象に「RTA402」の国内フェーズ2開始
公開日時 2015/03/09 03:50
協和発酵キリンは3月5日、2型糖尿病やその合併症を促進する組織の炎症から保護する作用があるとされる低分子化合物「RTA402」(開発番号、一般名:バルドキソロンメチル)について、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病を対象に国内フェーズ2を開始したと発表した。2017年12月まで行う予定。
プラセボ対照無作為化二重盲検比較試験。1日1回、16週間反復経口投与したときの安全性及び有効性を評価する 同剤については、2009年12月にリアタ社との間で、日本、中国、台湾、韓国および東南アジア諸国における独占的開発・販売権を取得するライセンス契約を締結した。リアタ社は米国で、肺動脈性肺高血圧症を対象とした開発を進めており、フェーズ2段階にあるという。