協和キリン 透析施行中二次性副甲状腺機能亢進症の治療薬P2開始 レグパラ次世代薬
公開日時 2014/09/02 03:50
協和発酵キリンは8月29日、開発中のカルシウム受容体作動薬KHK7580(開発コード)について、血液透析施行中の二次性副甲状腺機能亢進症を対象にフェーズ2(P2)を開始したと発表した。同剤は、この適応で発売中のカルシウム受容体作動薬レグパラ(一般名:シナカルセト塩酸塩)の次世代品に位置付けられる。
P2はランダム化二重盲検並行群間用量反応試験としてプラセボと比較する。またオープン試験としてシナカルセトとも比較する。目標症例数は150人で、試験期間として15年6月までを予定する。同社によるとKHK7580ではシナカルセトで課題だった消化器症状など副作用の軽減が期待できるという。
KHK7580は田辺三菱製薬が創製した低分子化合物。2008年に協和発酵キリンが日本やアジアの一部での共同研究や開発、販売および製造権を取得している。