抗アレルギー薬ザイザル 第一選択に慎重姿勢な医師 若干多く
公開日時 2013/12/27 00:00
眠気の副作用と高薬価が影響処方増やす医師は過半数に過去から現在にわたって、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹などアレルギー性疾患の治療の主役を担ってきたのが、アレルギー原因物質が結合するヒスタミン受容体への拮抗作用を示す抗ヒスタミン薬である。抗ヒスタミン薬は、成分の脂容性の高さから眠気などの中枢神経系の副作用が発現しやすかったことから、1990年代半ば以降に登場してきた第二世代の抗ヒスタミン薬では眠気の副作用改善がうたわれてきた。この第二世代薬の中で発売時期が最新となるのが2010年12月発売のザイザル(一般名・レボセチリジン、GSK)である。ザイザルは、第二世代薬のジルテック(セチリジン、第一三共/GSK/UCB)の光学異性体のうち、治療上の活性本体であるR-エナンチオマーのみを光学分割したもの。理...