持田製薬と富士製薬 G-CSF製剤のバイオシミラーの承認取得 国内で初めて
公開日時 2012/11/22 04:02
持田製薬と富士製薬は11月21日、遺伝子組換えヒト顆粒球コロニー形成刺激因子(G-CSF)製剤フィルグラスチムBS注シリンジ「モチダ」(75μg、150μg、300μg)、同「F」(同)の製造販売承認をそれぞれ取得したと発表した。これらは協和発酵キリンが販売しているG-CSF製剤グランの国内初のバイオシミラー。
同「モチダ」と同「F」は、持田製薬と富士製薬が共同開発したもの。製造は富士製薬が行い、販売は持田製薬と富士製薬がそれぞれ実施(2ブランド2チャネル)する。販売時期は、「薬価収載後に知らせる予定」としている。G-CSFのフィルグラスチムは、血液中の好中球の産生や機能を高める作用などを持ち、がん化学療法による好中球減少症の治療などに利用される生理活性蛋白質。