バイエル ホスレノールに「保存期CKDの高リン血症の改善」の効能追加申請
公開日時 2012/10/04 04:02
バイエル薬品は10月3日、体内の余分なリンを吸着し除去するホスレノールチュアブル錠・顆粒分包(一般名:炭酸ランタン水和物)の効能・効果に「保存期の慢性腎臓病患者における高リン血症の改善」を追加する承認申請を日本で行ったと発表した。
同剤の現在の効能・効果は、透析中の慢性腎不全患者の高リン血症。高リン血症は、腎臓機能が低下するとリン排泄機能が弱まることで起きるため、保存期CKD患者にもリスクがあることから、今回の追加申請となった。申請は9月28日。
体内にリンが蓄積し、高リン血症が持続すると、骨が痛んだり骨折しやすいなどの症状を特徴とする腎性骨症や心血管系組織の石灰化による虚血性心疾患のリスクが高くなることが知られている。