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接待規制・透明性GL後のMR活動 「変化なし」が6割 本誌病院薬剤部調査で

公開日時 2012/10/02 04:02

本誌編集部は、今年施行された接待規制、透明性ガイドライン(GL)がMRの情報提供活動にどの程度影響しているのかについて、病院薬剤部に尋ねた。191の回答があり、6割は「変化なかった」だった。

一方、「変化があった」と回答の中身は「メーカーの研修会が急に増えた」、「訪問回数が少なくなった」、「webシンポジウムの増加」「研修会の依頼が難しくなった」――で、総じてMR個人の情報提供活動が減ったという印象が目立つ。とはいえ「変わった」との回答は7.3%と1割に満たず、回答の多くは「どちらともいえない」、「変化なかった」で、それぞれ3割、6割に上る。特段のコメントも寄せられていない。

これをどう捉えるかだが、もともと病薬に対する活動が少ない、これら規制が病薬にあまり影響がない、もともと適正な活動が行われていた、あまりMRを意識していないといったことが考えられる。加えて、たとえMRが変化を打ち出していたとしても病薬側にはそう映っていないという面もありそうだ。

「変わった」のコメントに、これまでの本誌取材や調査でみられたメーカーの研修会やwebシンポの増加があったが、これは接待規制後の医師ら接触機会を高める一種の流行といえ、頻度に多さに医師らから辟易する声が上がっている。これは「変わった」というより、むしろSOV型情報提供活動の延長線上と捉えられ、その結果として「変化なかった」と見られている可能性がある。

活動の新機軸をメーカー、MRが打ち出せない閉塞感が、「変化なかった」という結果に結びついていると見ることができる。

調査の詳細はMONTHLYミクス10月号「Promotion」に掲載した。毎年調査している配合剤の採用率の動向、病薬側の意見も掲載した。
http://mixonline.jp/Monthlymix/tabid/54/Default.aspx

 

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