FDA レギュラトリーサイエンス推進で2大学に200万ドル出資
公開日時 2011/11/10 04:00
米食品医薬品局(FDA)は、レギュラトリーサイエンス(RS)研究推進・人材育成を目的に、200万ドルを出資、米国2大学と協力、2大学内に「Center of Excellence in Regulatory Science and Innovation(CERSI)」を新設する。10月26日発表した。
CERSIの設置は、FDAが8月に発表したRS推進プログラム「戦略計画-FDAのレギュラトリーサイエンスを前進させる」(A Strategic Plan-Advancing Regulatory Science at FDA)の具体化策の一環。CERSIを設置するのは、メリーランド大学およびジョージタウン大学。CERSIでは、FDA職員に対するRSについての教育やRS研究推進を行う。FDAは、今回の2大学での試みを、今後FDA本部(ワシントン)で行うことを計画している、大学研究者とFDAスタッフとの対面による協力および訓練についてのパイロットプログラムと位置づけている。
FDAのJesse L・Goddman主任科学者は、「今回の協力は、FDAおよび学界にとってメリットがあるばかりでなく、米国の消費者・産業界にとってもメリットを生み出す、重要かつ必要、しかも創造的な投資となる」と出資の意義を強調、「CERSIは、FDAと大学に新たな科学的研究と訓練、人材交流の機会をもたらす」と評価している。