味の素 骨粗鬆症治療薬アクトネルの後発品で提訴 マイラン製薬に対し
公開日時 2011/09/15 04:01
味の素と味の素製薬は9月14日、骨粗鬆症治療薬アクトネル(一般名:リセドロン酸ナトリウム水和物)の後発品を6月から販売しているマイラン製薬に対して、その製造販売の差し止めなどを求める訴訟を同日付で東京地裁に提起したと発表した。アクトネルの後発品は2011年1月に製薬企業17社が製造販売承認を取得したものの、16社が薬価収載を見送り、マイラン製薬のみ同後発品を発売した。味の素は、「アクトネル後発品製剤の日本における製造販売は、本件特許を侵害するものと考える」としている。
アクトネルの特許は味の素が有し、味の素製薬はこの特許に関する独占的通常実施権を持ち、アクトネルの製造販売元となっている。