国内骨粗鬆症治療薬市場 ビスフォスフォネート系製剤がけん引
公開日時 2011/08/18 04:00
市場調査の総合企画センター大阪(大阪市西区)は、骨粗鬆症治療薬市場の動向をまとめた。それによると、10年度の日本の骨粗鬆症治療薬市場は1.9%増の1726億円。ビスフォスフォネート系製剤が欧米ではジェネリック(GE)の影響で売上が減少している中で、日本では市場のけん引役となっており、「今後も経口投与型の週1回、月1回製剤を中心に拡大が見込まれる」と指摘した。
また、同系製剤に加え、日本で初めて骨形成の促進する作用を持つ治療薬で昨年発売となったPTH製剤フォルテオ(日本イーライリリー)も「今後けん引役になるものと予想される」との見方を示した。
この調査結果は、同社が販売する「2011年世界の骨粗鬆症関連薬市場」に盛り込まれているもの。