なぜ、いま変わらなければならないのか
公開日時 2011/01/30 00:00
―変革期のその先をつかむマッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンディレクター菅原章/アソシエート・プリンシパル横山由加子製薬会社において、マーケティング・プロモーション活動の費用対効果が深く議論されるようになったのはつい最近のことである。これは研究開発に比べて必要投資額自体が少ないため相対的に関心が低かったということ、個々の施策への投資とその効果の関連性を評価する術がなかったことが背景にあるものと思われる。その結果、プロモーション戦略における興味は、MRを何人どう配置するかということに集約されてきた。特に、医療現場でのMRの存在感は大きく、全国で約6万人のMRが活躍している。MRが製薬プロモーションの主役であることは日本に限ったことではないが、後発品の伸長や、当局による規制が日本よ...