IMSとドコモ 副作用などの安全性情報 スマートフォン版アプリを開発・提供へ
公開日時 2010/11/04 04:02
IMSジャパンとNTTドコモは11月2日、スマートフォン(多機能携帯端末)やタブレット型端末で医師らに安全性情報を提供するため、両社でアプリケーションを開発・提供する業務提携に合意したと発表した。アプリの開発・提供となるため、ドコモが扱うスマートフォン・タブレット型端末に限らず、ソフトバンクなどが扱うスマートフォン・タブレット型端末でも今回開発するアプリにアクセスできる。アプリの提供は2011年春の予定。IMSジャパンは数年前から、医師や薬剤師に安全性情報をWebで提供するサービスを展開しているが、必要な時に素早く的確に情報提供できるスマートフォンの活用を検討していた。
今回の業務提携では、IMSジャパンが提供する医薬品の安全性情報をスマートフォン・タブレット型端末で使えるアプリを開発。その上で、ドコモが今年4月から提供している医師限定e-ラーニングサービス「MD+」(パソコンやスマートフォンで利用、無料)のユーザーや、IMSジャパンが運営する医師・薬剤師向け医薬品副作用・相互作用検索サイト「安心処方infobox」(無料)のユーザーに提供する。
両社は、「相互の顧客基盤・ノウハウを融合し、相互に緊密に協力することで、両社のサービス利用者の利便性を向上させ、更にはスマートフォンやタブレット型端末を利活用した新たなサービスを提供することで医療の質の向上に貢献することを目指す」としている。