米J&J 我が信条の原点に帰り信頼回復を
公開日時 2010/06/14 04:00
米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の一般用医薬品子会社マクニール・コンシューマー・ヘルスケアの小児用解熱鎮痛剤タイレノールなど4製品の米市場での回収問題は、5月27日に連邦議会監視・政府改革委員会(COGR)が開催したヒアリングで、同社解熱鎮痛剤Motrin(一般名:イブプロフェン)の“幽霊回収”問題(実質的な回収を行っているにもかかわらず、回収を行っていないように装ったこと)が別件として明らかになったことで、新たな展開を見せ始めた。関係者は、米消費者の間でJ&Jブランドへの信頼が一層失墜することに懸念を示している。(ヤマトファルマ・緑川労)米主要メディアが、今回のJ&Jの対応をめぐり、引き合いに出したのは1982年のタイレノール・カプセルへのシアン化合物混入事件だ。この事件では、シ...