サノフィ・アベンティスのCraig Audet副社長(製品薬事規制担当)は、Web上に掲載する広告や販促物はMRが通常に医師を訪問するときのものと同様な取り扱いとし、それを書式2253と一緒にFDAに送付すれば済むことを提案している。先月11日に開かれたFDAとの医薬品販促に関する会議で主張した。
米国では製薬企業が初めて広告、販促物の配布開始をする場合、同販促物などと一緒に「書式2253」という書類の提出が義務付けられている。
同副社長は、Webでない場合には、販促物配布後のMRと医師との会話をFDAに提出する必要などはないと指摘した。これに対しFDA医薬品マーケティング・広告・コミュニケーション部(DDMCA)は、Webは不特定多数の人間が閲覧するだけでなく、長期間掲載されるなど、実際の医師とMRの会話とは異なることなどを指摘。Web上の販促物に関しても何らかのものを当局に提出する必要性があると訴えている。