米ファイザー マーティン・マッケイ氏「買収後1~2ヶ月で統合作業を完了」
公開日時 2009/10/01 04:00
米ファイザー社のグローバル研究開発部門責任者であるマーティン・マッケイ氏は9月22日、ニューヨークで開催されたウィンドホバー製薬企業戦略提携会議で同社が680億ドルを投入するワイス買収について「買収後、1~2ヵ月で統合作業を完了する」との見通しを明らかにした。
◎今後の開発はフェーズ2が主戦場
同社の過去の買収時と比べ極めて短期の統合で、主力製品のリピトールなどの特許切れを控え、早期に合併効果を発揮したい意向と受け止められている。厳しい研究開発環境を反映して製薬各社が戦略領域を限局するなか、同社が戦略領域を比較的広域にしている不利を指摘する声もあるが、マッケイ氏は今後の開発ではアウトソーシングを強力に推し進める方針を表明。同時に医薬品開発での安全性重視の流れを受け、「今後の開発ではフェーズ2こそが主戦場になる」との見方も示した。