ASCO mTNBCの生存期間がPARP阻害剤併用で延長
公開日時 2009/06/05 04:00
転移性トリプルネガティブ乳がん(mTNBC)120例を対象とする第2相ランダム化二重盲検試験の結果、化学療法(ゲムシタビン+カルボプラチン)にDNA修復酵素PARPの阻害剤BSI-201を加えることで、mTNBCの臨床アウトカムが有意に改善された。新たな副作用は認められず、忍容性にも問題はなかった。5月31日のプレナリー・プレゼンテーションでBaylorCharlesA.SammonsCancerCenterのJoyceO’Shaughnessy氏が発表した。試験結果は以下の通り。無増悪生存期間(PFS):6.9対3.2ヵ月、p<0.0001。全生存期間(OS):9.2ヵ月対5.7ヵ月、p=0.005。臨床ベネフィット率(CR+PR+6ヵ月以上のSD):62%対21%、p=0.002。...