有限会社オフィス・ミヤジン医薬コンサルティング部門千葉・柏リハビリテーション病院人工透析内科部長宮本研今月のポイント▼検索性に乏しい紙資料を各社が配布し続けており、医師の机に積み上げられたままの状況が頻発している。▼担当MRにタグ付けされていない紙資料は自社製品の印象を低下させ、その情報インパクトは悪化していく。▼すべての紙資料に専用QRコード（二次元バーコード）を印刷し、担当MRへ直接連絡できる斬新な戦略が必要だ。積み上がるに任せたまま「あとで読みますから」とMRへ手短に返答し、廊下で手渡された製薬企業の紙資料を抱えたまま医局に戻る。本棚の前では後輩医師に呼び止められ、来週の抄読会で使う論文について意見交換した後、自分の机へようやく到達できた。昼の製品説明会では、新薬の製剤見本が入った大き...