【ミクス医薬ランキング:注目のデータ12】傷病別の薬剤比率 新生物、代謝疾患で高まる
公開日時 2013/03/06 04:00
医療・医薬品データをランキングにまとめたミクス増刊号「医薬ランキング」(2012年版9月25日発売)から、注目のデータを定期的に紹介するこのコーナー。第12回は、傷病別の薬剤比率です。
このデータは、レセプトを集計した厚生労働省の「平成23年社会医療診療行為別調査」のもの。医科総点数に占める薬剤料を示す薬剤比率は、入院では、新生物の薬剤比率が高まってきている。08年18.5%だったが11年は20.4%。注射の割合が高い。入院外でも40%台にあり、経口剤の外来化学療法の普及が背景にあるとみられる。
入院、入院外ともに伸びているのが糖尿病などの代謝疾患。入院では08年10.0%だったが11年は10.8%。注射の割合が高い。入院外では08年38.5%だったが11年は42.5%。経口投与が多い。
なお、ここで言う「その他の薬剤比率」は、医科総点数に占める在宅医療や検査、リハビリなどの中の薬剤点数の割合。
(下記グラフは、掲載データのごく一部です)
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