未成年のコレステロール値低下
公開日時 2012/09/03 04:00
小児期からの肥満が大きな社会問題になっているアメリカで、6歳から19歳までの未成年のコレステロール値が改善してきているとの報告がなされ、メディアで話題となっている。(医療ジャーナリスト西村由美子)米国CDCが1988年から継続実施してきた調査研究による解析結果を、8月8日号のJAMA誌に発表したもので、研究は全米の16,116人の6歳から19歳までの未成年(米国ではこの年齢層が就学義務年齢にあたる)を対象にした調査研究で、調査期間は1988年から1994年まで、1999年から2002年まで、2007年から2010年までの3回。注目されている解析結果は、最初2回の調査期間では調査対象者9人に1人はコレステロール値に問題があったが、直近の2007年から2010年までの調査期間では、この数値が12...