ヤンセン 多発性骨髄腫治療薬ベルケイドの皮下投与を追加申請
公開日時 2012/02/03 04:00
ヤンセンファーマは2月1日、多発性骨髄腫治療薬ベルケイド注射用3mg(一般名:ボルテゾミブ)に皮下投与による新投与経路追加の申請を行ったと発表した。
現在静脈内投与が発売されている。10年12月の第52回米国血液学会年次総会で発表された皮下投与と静脈内投与を比較した試験では、選択肢として皮下投与の必要性が示唆されていた。両投与経路の有効性は同等で、安全面では皮下注製剤の末梢神経障害の発現率が有意に少なく、静注投与群で53%に対して皮下注投与群では38%(p=0.04)、うちグレード3以上の比率は、それぞれ16%、6%(p=0.03)だった。
同剤は日本では10年5月から、ヤンセンファーマと武田薬品とコ・プロモーション契約を締結し、7月から共同販促をしている。