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PhRMA加盟企業 88剤の抗HIV/AIDS薬を開発中

公開日時 2011/12/07 04:00

米国研究製薬工業協会(PhRMA)の加盟企業は、合計88剤に及ぶ抗HIV/AIDS治療薬およびワクチンを開発中だ。PhRMAが12月1日発表した報告書で明らかになった。

抗HIV/AID治療薬は過去30年で、30剤(成分)以上が承認され、HIV感染患者・AIDS患者の延命に貢献してきた。しかし、国際AIDSワクチンイニシアチブ(The International AIDS Vaccine Initiative)が、ワクチンの有効率を50%と仮定、集団の30%に投与するだけでも今後15年でHIV感染を24%減少させることが出来ると見解を示しているように、抗HIV/AIDSワクチンの登場が期待されるなか、米国のバイオ・製薬研究者は、AIDS治療はまだまだ不十分な段階という観点に立って、ワクチンを含む一層有効な治療法の開発に取り組んでいる。

88剤のなかには、抗ウイルス剤が49剤、ワクチンが27剤含まれており、すべてが臨床試験中かFDA審査中となっている。

このなかで、新規性のあるものとしては、HIV1ウイルス由来の遺伝子材料を活用したアンチセンス遺伝子療法、ウイルス増幅抑制およびHIV感染細胞の破壊を助けるDNAプラスミドから成る経皮投与ワクチン、新規細胞への付着・細胞膜通過の抑制を目的に設計された薬剤などがみられる。

PhRMAのJohn Castellani理事長兼CEOは、「我々は結局のところ治療法を見つけると思うが、我々は、いま苦しんでいる数百万の患者が明日への希望をつなげられるように新規予防法・治療法開発への努力を続けるつもりだ」と開発重視の決意を表明している。

 

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