日赤九州ブロック血液センター 台風6号の影響で献血血液の確保困難に ひとりでも多くの献血呼び掛け
公開日時 2023/08/09 04:50
日本赤十字社九州ブロック血液センターは8月8日、台風6号の影響で沖縄県は7月31日から7日連続で献血の受入れが中止となり、九州・沖縄でこの期間に予定していた1274人分の献血血液が確保できなかったと発表した。台風Uターンで、8月8日~10日にかけて九州各県ではすでに移動採血の中止が相次いでおり、ひとりでも多くの献血を呼び掛けている。
台風6号はゆっくりとした速さで九州の西の海上を8日から9日にかけて進む見込みで、今後九州地方への影響が見込まれている。日本赤十字社九州ブロック血液センターは、災害対策本部を設置し、本州から輸血用血液製剤を支援してもらうなどの対応を行う一方で、台風通過後、できる限り早期に献血血液を確保しなければ、医療機関への供給に支障が出る可能性があると警戒感を募らせている。
◎8月11日からの3連休で九州・沖縄すべての献血ルームと、移動採血車をフル稼働
このため8月11日からの3連休で、九州・沖縄すべての献血ルームと、移動採血車をフル稼働させ、ひとりでも多くの献血の受入れを行う方針で、地元の報道機関などを通じ、献血への協力を呼び掛けている。