協和キリン アレロック顆粒0.5%の一部製品を自主回収(クラスⅡ) 顆粒充填機の不具合に起因
公開日時 2021/06/04 19:55
協和キリンは6月4日、アレルギー性疾患治療剤・アレロック顆粒0.5%の一部製品で分包の規定量に適合しない製品が確認されたとして、当該製品を自主回収(クラスⅡ)すると発表した。顆粒充填機の不具合に起因するトラブルによるもの。具体的には、アレロック顆粒0.5%が未充填の1分包と2倍量充填された1分包がセットになったシートの出荷が確認された。このため同社は、同時期に同一ラインで製造していた全ての製品を自主回収することにした。
回収対象製品は、①アレロック顆粒0.5%(0.5g×200包)、製造番号033AJD~038AJD、041AJE~047AJE(いずれも出荷時期は2021年4月1日~5月7日)、②アレロック顆粒0.5%(0.5g×600包)、製造番号040AJD(出荷時期2021年4月2日~4月22日)。
同社によると、2倍量充填された分包は、未充填の1分包と2倍量充填された1分包がセットになったシートで存在しており、外観上、容易に識別可能としているなお、2倍量が充填された分包を服用してしまった場合でも、同社がこれまで集積した安全性データを用いて確認したところ、重篤な健康被害につながったケースは報告されていないとしている。