J-TEC 自家培養角膜上皮の製造販売承認申請 眼科領域の再生医療等製品で国内初
公開日時 2019/03/22 03:51
ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)は3月20日、自家培養角膜上皮(開発名:EYE-01M)を再生医療等製品として承認申請したと発表した。結膜と角膜の境界領域である輪部に存在する角膜上皮幹細胞が、消失することで発症する「角膜上皮幹細胞疲弊症」の治療を目的としている。申請は同日付けで、眼科医療機器メーカーのニデック(本社:愛知県)の委託を受けて実施した。販売はニデックが行う。眼科領域の再生医療等製品では、国内初の申請となる。
「EYE-01M」は、患者自身の角膜組織の輪部から角膜上皮幹細胞を採取してシート状に培養したもの。移植することで、角膜上皮を再建させ、視力を改善させるほか、眼痛や異物感などの症状を改善させる。