前厚労省武田医政局長 地域フォーミュラリ導入で薬物治療大転換
公開日時 2018/08/31 00:00
MRの役割変更は必至前厚生労働省医政局長の武田俊彦氏は8月4日、東京大学で開かれたシンポジウムで講演し、地域フォーミュラリの策定で、薬剤師が職能を発揮し、最適な薬物治療を実現することに期待感を示した。同一処方でも院外調剤と院内調剤で格差があるとの指摘を発端に起きた調剤バッシングは、医薬分業そのものの価値を問われる状況に発展している。こうしたなかで、薬剤師が地域フォーミュラリ策定に乗り出すことで、「ほかの地域に比べて地域フォーミュラリで薬剤費を削減でき、さらに効果として治療効果も上がるということが説明できれば、完全に答えを出していけるのではないか」との考えを示した。MRの役割についても言及し、自社の売上高でなく、地域への貢献を重視した形へとシフトすることを求めた。(望月英梨)酒田市病院機構10...