エーザイ 新規結核薬の開発に向け米の研究所などと共同研究
公開日時 2018/04/16 03:50
エーザイは4月13日、新規結核治療薬の開発に向け、米国のブロード研究所、コロラド州立大学のマイコバクテリア研究所、シカゴ大学と共同研究契約を締結したと発表した。ブロード研究所の化合物ライブラリーから同定された化合物群を用いて、化合物をデザインする。結核菌の生存に必須な酵素であるトリプトファン合成酵素を阻害する新規作用機序によって、抗結核作用を発揮する化合物の創出を目指すとしている。
結核は、世界では1000万人超が新たに感染、170万人が死亡している。治療薬も服薬期間が6~9か月を要し、服薬を継続することが課題となっていることから、より短期間で治療可能な新規作用機序の新薬開発が喫緊の課題となっているという。なお、共同研究プログラムは、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)の助成金交付対象として採択された。