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【World Topics】科学者の危惧

公開日時 2016/11/28 03:50

考古学者にして実業家・投資家の原丈人代表理事が率いるAlliance Forum Foundaton(アライアンス・フォーラム財団)の年次会議“World Alliance Forum”が11月21日・22日にサンフランシスコで開催された。

http://wafsf.org

1日目は最新トレンドの幅広い解説、患者を交えたPatient Experienceのセッション、デジタルヘルスの最新事例を紹介しつつ概観。2日目はすでに実現されている未来医療である遺伝子治療、個別化医療、再生医療の事例を検討しつつ 再生医療の将来を展望するパネルディスカッションで締めくくった。

原代表理事が率いるVC:DEFTA Partnersは再生医療に特化した投資ファンドを創設中だ。

http://deftapartners.com


発表された研究成果以上に印象的であったのは、トランプ新大統領への警戒感が研究者の間に非常に強く、あまねく共有されていることであった。 研究予算がいきなり凍結になるのではないか、研究テーマに「政治的」な選別や圧力がかかるのではないか、との危惧が深刻にまた切実に共有されているのであった。


例えば Michael Werner (Alliance for Regenerative Medicine) は、米国における再生医療研究の最先端端の研究テーマを列記しつつ「これらの研究に下りている連邦政府の研究予算はすべて凍結される可能性がある」との悲観的な予測を淡々と語った。Arlene Chiu (Beckman Research Institute) は、 パネルのモデレータとして登壇したが、パネルを開始する前に、ブッシュ政権下のNIHで「やってよい研究とやってはいけない研究を大統領が 決定・峻別するという信じがたい光景を目の当たりにした」自らの体験をリアルに語り、「あんなことが繰り返されてはならない。トランプ新大統領に対し、研究者は手を携えて発言し、研究の自由を守らなければならない、そ のための組織が必要だ」と語った。(医療ジャーナリスト 西村由美子)

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